2025.6.16 掌の引き込み

Uncategorized

セントラルアイランド体育館での稽古。TZさん、FOさん、KIさん、HGさんが参加。本日も本部講習会での技を反復演練する。前回の稽古では「押しと引き」、そしてこれを成立させるための「支点の固定」を身体に落とし込むつもりであったが、支点の固定を意識するあまり力みが生じた。今日はそれを解決すべく「掌の引き込み」を課題とする。これは手掌腱膜を意識した手の張りかたの一つである。稽古では受け体感においてその効果を確認できたものの、自身が取り体感が今一つだったのは残念であった。要演練。

座技 両手取合気揚げ後方倒し

掌の引き込みを意識するが腕全体に力感がある。手の張りで相手を止めようとしているか。求めるところは「受けが自分で止まるように反応(反射)を起こさせること」である。最近はここを忘れている気がする。

座技 両手取掌屈後方倒し

前回は後方に倒す際に軸で押したが、今回は「押しと引き」で倒す。理論的は理解できるがうまく身体が動かない。掌の引き込みにより前回よりは力みが減った感はあるが、全体的には今一つである。

座技 外手取掌屈外投げ

TZさんがいつも掌屈系の技の時に「指だけを曲げてもらいたい」とのリクエストをするので、自分が受けの時に要求してみた。すると、指だけを曲げてもらっても握った手の中で変化を感じることができない。その状態で手首を曲げるなど動かれても握りに隙間が出来ないので誘導される。これを体感できたの収穫である。支点の固定との整合が難しい。支点は指先ではなく他の部位なのかも… 

立技 攻め手両手取掌たたき跳ね上げ倒し

以前、稽古した際も同様であるが、跳ね上げには受けの軸を前掛りにする必要がある。そのため真下又はやや手前方向にたたくようにする。また、FOさんが「空気圧でたたく」との持論を持ち出す。これは掌を凹ませた状態で受けの手をたたくというもの。ここから「実際にたたかずに手をその形にする」という術理に派生した。理論的には触れ合気系の崩しになるのだろう。面白い。

立技 攻め手突き倒し

指先から各関節を順繰りと当てて崩していく。要訣は接点を上げないこと。その中で「断続的に部位を当てる」という理を皆で検証する。先生の当たりもこのような感じの時もあった気がする。

所 感

今日の稽古では前回の反省から「掌の引き込み」を主眼に稽古に臨んだが、やはり「自身の身体運用による力で相手を動かす」意識から離れていないようだ。前回ITさんが「もっと負ける動きをしてもらいたい」との忠告を全く忘れている。相手が動いてくれるような術理・身体運用を目指そう。今回の課題「掌の引き込み」でも、「力感が全くないが掌はしっかり引き込まれている」ような身体運用にならなければならない。要演練である。

コメント

タイトルとURLをコピーしました