2026.2.16 握り手

合気

イーストワード体育館での稽古。TZさん、FOさん、KIさんが参加。本日の課題は、最近特に注力している「手の張り」とした。合気柔術は剣術を元としているということで「新陰流の龍の口」を試してみる。具体的には親指と人差指の輪を意識し、そして親指が橈骨と並ぶようにしてみた。ところがFOさんに「もっと差しが欲しい」と要求されやり方を変更。次は指先に力を込めて「握る」ようにしてみたところ、これはFOさんには好評であった。(TZさんとKIさんには力を入れすぎとの評をもらったが)また、四つ拍子についても久しぶりに皆で検証できたのは良かった。

座技 両手取合気揚げ後方倒し

稽古前にTZさんから、「次回の実験に向けての方向性」についての相談あり、「しっかりと掴んでもらう」という結論になった。その流れで「しっかり掴んだ状態」からの合気揚げとなった。ここでFOさんから「もっと差しが欲しい」との要求を受ける。この時の手の張りは「龍の口」。差しを強く出せるように色々と試したところ、「握り手」が一番しっくりくることが判った。これは「指先に力を込めて、かつ指先に向かって握るように」する手の形である。こうすることにより差しの力が受けに伝わる。そこから「四つ拍子」にて受けを崩すのだが、今回は身体を曲げる際に「肋骨から曲げる」と「股関節から曲げる」の二つのバージョンを試してみた。結果は「股関節から曲げる」ほうが通りが良かった。ただし「胸の抜き方との連携」など、まだまだ検証すべきことが多いので、正解には至らずというのが実感である。今後も検証していきたい。

座技 諸手取合気揚げ後方倒し

「握り手」と「四つ拍子」を使う。TZさんから「半身の使い方」を指摘される。反対の手は「張る」だけで良いようで「差し」はいらないとのこと。前回の稽古で試した「首の詰め」を試したが、意識が弱かったようだ。次回はしっかりとやり切りたい。

座技 両手取回内返し後方投げ

この技も「握り手」をFOさんにのみ通りが良い。TZさんやKIさんには「強すぎる」ようだ。「握り手」ではなく「張り手」という感覚である。ただしこの技ではFOさんを後方に吹っ飛ばすことが出来たし、KIさんの小指を狙って投げることが出来た。これは評価できることではないか。天狗にはならず自信を持っていこう。

立技 両手取暖簾落とし

「受けが手を取るときにはすでに真っすぐな状態になっている」という理合いで技を掛ける。当初、振り子のように腕を振っていたがFOさんから「ロボットのようだ」との評をもらったので「合気下げ」の要領を加味した、腕の振りに変えてみた。結果はまずまず。私、FOさんの突っ込み派には「胸の動きで止める」という一動作が必要。TZさんとKIさんには必要なし。体癖による違いであると思料する。

立技 両手二本指取合気下げ

この技も「握り手」と「張り手」の違いが出た。私とFOさんは「握り手」が、TZさんとKIさんは「張り手」の方が技が通る。もっともFOさんに掛けた際には「最初から指を曲げないで、差してから曲げて欲しい」との要求があり、「張り手」で効かないときは握り手へ移す」という術理もあるのではないか。要検証である。

所 感

今日の稽古では「手の内」の検証から始まり、「握り手」という体理の種を発見することが出来た。この握り手、最近取り組んでいる「相手との繋がり・一体化」の考え方を踏襲している。ただし「張り手」という手の内もあるし、この「張り手」の方が効く(「握り手」だと力みを感じる)という人がいるのは事実なので、これからの検証が必要である。(靭トレでも掌と甲の2つの張り方を紹介していた)正解となる指標を「心地よさ」として、これからも精進していきたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました