2025.3.22 技の抜け

合気

イーストワード体育館での稽古 TZさん、FOさん、TJさん、KIさん、HGさん、KDさん、KTさんが参加 今日の課題は「肩甲骨の使い方」とそれに伴う「回転軸支点の固定」「三十一」とした。全体的には技が固くなった印象である。仙骨使い方や立ちかたなどが疎かになったためか。上半身のみなど、課題の選択には注意が必要であるものと思料する。バランスが重要。今日の稽古ではこの肩甲骨の使い方に固執したため、タイトルにある「技の抜け」が多く発生した。技の抜けとは技の途中から相手とのつながりが弱くなる、または無くなる現象である。この原因は肩や肘に力が入り上がってしまうためであると推察する。(これについては今後も検証)

座技 両手取拍手後方倒し

受けを後方に倒す時に「肩甲骨の使い方」が生きる。自分が受けの時に押されるとそこで技が止まってしまうため、拍手の力が前方に向くようにすると技が通る。しかし肩甲骨を寄せ下げると力の向きを手先で操作しなくても良い感じとなることが判った。次回の稽古でも検証したい。

座技 両手取拍手抜き左右倒し

この技でも肩甲骨の使い方がうまくはまった。この技は抜き手の反対側の手をしっかり固定することが重要だが、肩甲骨を寄せ下げると固定できる。

座技 両手取掌回外合気揚げ

KTさんのためにKD会スタイルの合気揚げを稽古する。掌を回外する際に完全に回外位にならなくても良いのではと感じた。また、合気揚げの際には前方向への三十一を使ってみたがまずまずの効きであった。稽古の振り返りで回外時に「骨の入れ換え」を使えば良かったのでは反省する。

座技 外手取燕返し後方投げ

回転軸支点の固定を試す絶好の技。まずまずの効き。ただしFOさんには他の人と同じ理合では技が通らない。どこを動かしてどう崩せば良いのか検証していこう。

立技 外手取しの投げ(横)

横投げの形を追求するには崩しを体側まで持ってくることが肝要。この技では「技の抜け」がいつもより感じられた。肩甲骨の使い方により前腕の固定力は強まったがその分技のスムーズさが失われたか。

立技 外手取掌合わせ触れ合気

この技でも「技の抜け」が感じられた。やはり肩甲骨の使い方が原因か。この技では受けを上に浮かすため押し込んだ反動をうまく使うが受けの反発が感じにくくなり、結果、自分の肩や肘を上げてしまったようだ。肩の寄せ下げにより受けが反発できないくらいの下向きの力が受けにかかっていた可能性もある。

立技 横立外手取巻き上げ倒し

数珠つなぎの単体版 これも「技の抜け」が感じられた技。TJさんにも「痛い」との評をもらう。
肩甲骨の使い方が悪影響を及ぼしたか。

所 感

今日の稽古では「肩甲骨の使い方」の今後の課題が判った。支点を固定する力と円滑な動きの両立である。力強さは十分に体感しているのでうまく技にこの理を取り込みたい。

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