2025.12.1 呼吸

合気

セントラルアイランド体育館での稽古。TZさん、FOさん、KIさんが参加。今日の課題は「呼吸」とした。これは先生の映像の中で、受けの動作に合わせて呼吸を使っていたのを見て、最近は呼吸についての意識がなかったことを思い出したことによる。稽古では、映像とは違う「呼吸による崩し」を体感することになったがこれも先生は使っていたもの。というかこれが先生の基本的な呼吸である。いわば「攻めの呼吸」。最初に記した呼吸は「抜きの呼吸」である。

座技 両手取拍手左右投げ

初手にもかかわらずFOさんによく技が通る。FOさんは拍手に弱いようだ。言い換えればそれほど拍手は効くということである。呼吸のタイミングを計るが難しい。

座技 両手取拍手後方倒し

今回の稽古では「手の乗り」と「狙い所」について示唆をもらった。取りの際にTZさんからは「喉を狙って欲しい」と、FOさんからは「拍手が終わった位置から真っ直ぐに差して欲しい」と様々な要求があった。受けになった時に感じたのは、自分も喉を狙って欲しいが、取が留めてから拍手をした場合は喉を狙っても当たってしまう。この場合はFOさんの要求通り真っすぐに差した方が良い。反対に留めずに拍手をしながら喉を狙うと良く効く。これはこちらが受けに「乗る」時間が必要なのではないか。次回稽古で検証したい。

座技 両手取拍手抜き投げ

拍手を打つようにして片方の手を抜くが、これが難しい。当初は「指先を残す」を皆で検証し、次は「抜き手側の肩を動かさない」を検証することとなった。稽古中は「手を抜くのではなく、自分の肚に引き寄せる」ことで肩を固定するとの結論となったが、稽古後に「胸と肚を反対方向に動かす」ことで肩の動きを消すことが出来るのではないかと閃く。胴体の横回転である。次回検証したい。

座技 外手取回外後方投げ

TZさんから「ピッ」という差しが欲しいとのリクエスト。いろいろ試してみて、「差しが引いたところを掴ませる」のが良いとの結論になる。FOさんが「それありきで手を出す」と言っていたが言い得て妙である。また、と精神的に余裕が生まれる。これを「差し引き」と呼ぼう。これに呼吸が入ればもっと良いものになると思料する。

立技 外手取回外差し倒し

先ほどの技の崩しを応用する。結果は非常に良い。注意点は「引いた時に力を抜くこと」である。ピッと差した後にどうしても力で引いてしまうので、「差して力を抜いたら腕が戻る(引かれる)」くらいの要領で十分である。この技では掴みタイプによる崩しの違いが顕著に出た。「差し引き」は自分やFOさんのような押し掴み派には効くが、TZさん、KIさんの引き掴み派にはうまくかからない。力が強く感じるらしく、流れの中で掛けて欲しいとのことである。ここら辺は引き続きの研究が必要だ。

立技 外手取掌底落とし

差し引きの効きが良いので、どうしても「それ」で崩されたくなる。この技も同様に掴みタイプでの違いが顕われた。本のわずかだが呼吸の合せが出来た気がする。

所 感

今日の稽古では呼吸について意識してみた。稽古後の振り返りで「差し引き」の引きに呼吸を合わせるとうまく受けが反応するような気がする。また、先生の映像から「胸と肚との連動」について示唆をもらうことが出来た。「座技両手取拍手抜き投げ」でもその動きにより肩を固定することが出来るであろう。留めてから技ではどのように呼吸を使えば良いのかははっきりとは解らないが、おそらく瞬間的な崩しにはならないのでは。しかしながらいずれの技においても呼吸を意識することは重要であり、それが先生の指導であったので今後も意識していく。

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