2025.7.26 覚悟

合気

イーストワード体育館での稽古。TZさん、FOさん、TJさん、KIさん、KDさん、KTさん、そして出張で来ていたHGさんが参加。こういう機会で稽古に参加してくれるのは非常に嬉しいことである。これにて幽霊部員除く支部フルメンバーでの稽古となった。今日の課題は前回と同じく「呼吸」とした。そしてどんな技でも「呼吸」を意識する覚悟を持って稽古に臨む。結果は大満足。「呼吸」の効果を実感できる稽古となった。

座技 外手取燕返し後方投げ

早速、呼吸の効果を感じた技。それはTJさんが受けの際によくやるのだが、右外手がうまく掛ると、次の左外手を強く取りにくる。今回は、呼吸を使うことでなんなく揚げることができた。とは言っても若干の力み、こわばりは有ったが… TJさんの力を感じながら、過剰に反応することなく動けたのは「呼吸」によるものであると確信する。

座技 外手取波返し後方投げ

「呼吸」により受けを揚げてから波返しで後方に投げるのが肝。小指派は手首の反らしだけで反応するのだが、親指派は一旦「揚げて」もらわなければ反応できない。この「揚げ」を呼吸により行うイメージ。胸の揺らぎ程度でも充分に反応するのは受け体感でも確認している。いわんや呼吸を使えばといった感じだ。

座技 外手取誘い引き後方投げ

TZさんが受けの時に「引手で脇をこする」ように動いてみると、「手は浮かさない方が良い」との言。
誘い引きの段階で脇をこするのは遅すぎの感はある。引手の活用、要研究である。また、TZさんは「指先を上げるだけで良い」とのアドバイスであるが、これは小指派の体感(崩れ方)であろう。ここでも体癖による差がでている。興味深い。 

座技 内手取しのじ横投げ

呼吸により受けが揚がるので、投げが雑になっている感じである。終末動作に自信がないからだろう。理想は「ゆっくりと、受けの力を感じながら、誘導するような」投げである。もっと繊細な動き、特に指の動きを錬磨しなければならない。

座技 内手取回内差し後方倒し

いつも途中参加のFOさんが受けの時は、体が温まってなく、繫がりが悪いため技が止まってしまう。今日は、回内のやり方が悪く(親指派なので下げながら回内すべきところを上げてしまった)技が止まっってしまったが、繫がりは十分であり終末動作まで行くことができた。これは「覚悟」を持って呼吸を使った成果であろう。また、親指派は「下げ崩し」「合気が入っていても力を感じる」ことを再確認した。

立技 両手取合気下げ

予想通り「呼吸」の効果は絶大である。調子も取りやすい。「指の動かし方」に示唆があった。それは「ただ単に指を動かすだけ」ということである。揚げの時の親指は、腕の筋を大きく動かそうと思わずに、下げの時の小指は、下げの動きを先導しようとせずに「ただ単に指を動かす」。これは自分の受け体感と皆の要求から得た示唆である。KB氏の一人稽古と整合する。

立技 外手横取り巻上落とし

KDさんとKTさんは、呼吸だけで揚がるのが手に取るように判った。素直な受けをとる両名がこのような反応をしてくれるのは勇気付けられる。TJさんが受けの時に「姿勢」についてアドバイスをする。腕がうまく下げられないのは、動きにつられて体が傾くからである。また、この技も体癖のよる崩しの差がはっきり出た技である。

立技 二人取巻上落とし

呼吸による揚げはうまくいったが、気持ちよく受けを落とせない。TJさんにアドバイスした「姿勢」を自分が出来ていないためである。要演練である。

所 感

今日の稽古では、「覚悟をもって」呼吸を使ってみたがその効果を実感できた。特に、立技外手横取り巻上落としで、KDさん、KTさんが呼吸だけで揚がったのを体感出来たのは大きな収穫であった。これにより調子のとり方の悩みも解消した感がある。TN氏のYouTubeの説明が肚に収まった。また、体癖による崩しの違いもある程度定着してきた。最近、「つま先立ち」について思うところがあり、一人稽古に反映しているがこの効果も感じている。いつか検証したい。

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