2025.6.30 腱で勝負する

合気

セントラルアイランド体育館での稽古。TZさん、FOさん、KIさん、HGさんが参加。今日の課題は「手の張り」とする。前回の稽古で発見した「受けの捕り方を、親指・小指、中指派と分類して、その捕り方に対応した指をロックする」という崩しを皆で検証し、その普遍性に手応えを感じた。また「手の張り」は崩しの技法ではなく、力の技法であることも再確認した。今後、精度を高めたい。

座技 両手取合気揚げ後方倒し

手の張りを意識する。タイミングは手を掴まれてからである。FOさんには手を張ってから指をロックする感覚で技を掛けた。効きは良し。

座技 両手取合気揚げ交差投げ

指をロックして、その指を軸に回転させる。これにより押しと引きの効果も出せることが判明した。

座技 両手取背屈差し後方倒し

これも対象となる指をロックしてその指を軸にして回転させる。この回転には前回の稽古で検証した「肘の寄せと手の回転を同調させる」を使うとより効果が高くなる。上記の技も同様であろう。

座技 外手取掬い返し後方倒し

指のロックが効果的であった。小指派は力の加減が難しい。小指を張るのか、折るのか、引くのか?親指を基準として考えると張るのであろう。要検証。

立技 内手取捩じり落とし

技の流れの中でいつ手を張るか?手を取られてからでは遅い。(受けが指のロックを待っている可能性はある)まず、手を張ってから指をロックするほうが技が通り易い。ということは手の張りは「崩しの技法」ではなく「力の技法」ということである。

立技 外手取合気下げ

HGさんが受けの時に中指のロックを意識する。先述の「捩じり落とし」もそうだが、中指のロックを意識すると前腕の軸を真っすぐに維持できる。これは収穫である。

立技 両手叩き跳ね上げ落とし

個人的に検証してみた。この技は攻め手であるが、普段の掴み方が判っているのでそれに呼応した指に力を入れて叩いてみた。まずまずの効果。皆に説明するとFOさんは納得していた。次回検証したい。

所 感

今日の稽古では「受けの捕り方を、親指・小指、中指派と分類して、その捕り方に対応した指をロックする」を、さらに掘り下げた。効果は非常に高い。方法論として頼れるものがあれば、気持ち的にも落ち着ける。(特に親指派) 小指に関しては自分に体感がないので難しいが、何とか修得したい。
今日の表題はFOさんの一言である。

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