2025.9.8 あごを上げる

合気

セントラルアイランド体育館での稽古。FOさんとKIさんが参加。今日は代稽古となったため、自分の課題を技に反映しやすい。前回の稽古でKIさんがやっていた「鎖骨の意識」、そして稽古前に閃いた「股関節の意識」の2つをメインに組み立てようとしたが、いつもの如く稽古途中から新たな理合いの「種」を見つけた。それが「あごを上げる」。独特の感性を持つ2人が納得する面白い体理である。ただし、まだまだ粗く、動きが見えるので洗練させる必要がある。

座技 両手取合気揚げ後方倒し

FOさんが受けてくれたので上がったが、肩に力が入り上っている。反省。どうしても初一発は揚げたくなる。フローを意識しよう。

座技 両手取膝上双円回し投げ

「指による崩し」を使ってみる。良い感じである。いつも通り小指派はよくわからない。

座技 外手取合気揚げ

前回の稽古でKIさんがやっていた「鎖骨の意識」を実践してみる。具体的には鎖骨を触りながら技を掛けるが、面白い発見をすることが出来た。「接点が上がっている」と指摘された時はやはり鎖骨が上がっている。(つまり肩甲骨が上がっている。)そこを抑えて(我慢して)動かすと丸く揚げることが出来た。一人稽古にも使えそうだ。

座技 外手肩取り後方倒し

鎖骨と肩甲骨の連動をイメージするもうまくいかず。鎖骨を大きく回そうとしたことが原因か。

立技 合気揚げ落とし

今日一番の収穫があった技。きっかけはFOさんの「そこであごを上げるように」という一言。これをみんなで検証して一つの理合いをしてみた。やり方としては、①受けを止める。②掴みタイプに合わせロックを掛ける。③あごを上げる。④手を揚げる。である。注意点は③の時に手の高さを変えないこと。あごの上げがうまくできると手は下がりこれが崩しとなる。そして「姿勢」が重要!
これは前回の稽古から引き続いたものである。

杖 両手取合気揚げ(縦)

「あごを上げる」を応用できるか皆で検証する。受けを留め、あごを上げながら杖の後端を下げる。うまく崩しが入る。今後、他の人に通るか検証したい。

杖 両手取突き落とし

合気揚げと同様に「あごを上げる」の検証をする。今度は受けを留め、あごを上げながら前手を押し下げる。そのまま後手の指で杖を引っ掛けながら角度をつける。これも今後、検証したい。

所 感

今日の稽古では「あごを上げる」という新たな理合いを見つけることが出来た。頚反射をうまく使った崩しの体理である。また、稽古中に「あごは上がるのに手は下がっていくので混乱する。」という話も出たが術理の一面もあるのだろう。いずれにせよとても興味深い理合いである。そしてこれを成立させるのが「姿勢」であることを忘れずに。先生もこの理合いを使っていたのだろうか?研究したい。

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