2025.10.4 先導動作

合気

イーストワード体育館での稽古。TZさん、FOさん、TJさん、KIさん、KDさん、KTさんが参加。今日の課題は「先導動作」「腹筋を緩める」「受け身」の検証とする。「先導動作」は稽古前にふと閃いた体理で、きっかけは前回稽古した技「両手胸取脇叩き打ち投げ」である。この技は脇の叩きではなく、実は胸の動きで投げるのだが、この「胸の自然な動きを導くのは腕の動き」である。これを応用して、腕を動かすときは胸を、胸を動かすときは腕を先導させていくという理合い。「腹筋を緩める」と「受け身」は最近読んだ著書からインスピレーションを得たもの。それぞれに良い成果を得ることが出来た稽古となった。

座技 両手取合気揚げ後方倒し

「先導動作」を試してみる。揚げを意識した動きになるのでいつもより受けが大きく揚がってしまう。技が少し変わってしまったがそれだけ「先導動作」の効果が高いということか。

座技 両手袖取片手外投げ

先導動作を使う。この場合は両袖を取られているので胸を先導させる。まずまずの動き。また、胸を先導させることにより両手が動くため、片手技にありがちな「体を均等に使えない」という問題を解決できる面も見つけることが出来た。

座技 胸手首取掬い手内投げ

胸取の先導動作として手首を取られていないほうの手を使い胸を動かす。その後の掴まれた腕を動かす際は胸を先導させる。なかなかハマらないが技の流れとしては良い感じ。掬い手は掴みタイプにより変えたほうが良さそうだ。FOさんはつま先立ちになるほどの崩れを起こしてくれた。これについては要研究事項である。

座技 外手取燕返し後方投げ

KTさんのために輪番稽古とする。受けの反応が良くなるので雑になりがち。この点は注意しなければ。

立技 両手取交差手落とし

先導動作を意識するあまり「揚げ」が強くなってしまう。肘の絞り(寄せ)だけで良いのでその方向への胸の使い方をすれば技の掛かりが良かったかも。次回検証したい。揚げ下げの動きは判り易いが胸はその動きだけではないはずである。

立技 攻手掌叩き跳ね上げ落とし

掌を叩く際に「囲壁越え」を意識する。力感なく叩くことが出来たのは収穫だが、叩く方向に課題が見つかる。跳ね上がるための重心の位置が人により違う。共通項はあるのか?また、重心位置を見破る術があるのか?追及したい。

所 感

今日の稽古で先導動作の効果を感じることが出来たのは収穫であった。また「腹筋を緩める」に関しては、胸の動きを腕に伝えるには効果的であると感じた。今後の稽古で検証していきたい。最近の四股踏みで取り入れている「反対動作(仮称)」も効果を実感した。これは「頚反射」との関連があるのか。深堀していきたい課題である。

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