2025.10.27 姿勢のとり方

合気

イーストワード体育館での稽古。TZさん、FOさん、KIさんが参加。今日の課題は「あご上げの検証」とする。一人稽古で発見した「あご上げの要領とその効果」を確認したくこの課題とした。はっきりとした手応えは得られなかったので、引き続き一人稽古と併せて検証していきたい。今日はいつも通りマニアックな内容となったが、その中でも「姿勢のとり方」について示唆をもらうことが出来た稽古となった。

座技 両手取合気揚げ後方倒し

あご上げによる崩しからの「揚げ」に挑戦してみる。どうしても腕を使って揚げてしまうが、私の受け体感ではあご上げにより崩されて、「乗って」しまえば(つながるという表現もあり)、その後に腕を使って揚げても通る。実際にうまくいった際はこのような感覚である。というよりは「乗って」しまえば、腕を使わなければ揚がらない。「乗せる」精度を上げていこう。

座技 両手取手刀立て後方倒し

今日の技の中で一番「あご上げ」の効果が確認できた技であった。これも前の技と同様に「乗って」しまえば、腕で押しても良い。TZさんからは、あご上げした後に少し間を開けた方が良いとのアドバイスを受ける。KIさんも同様であり、あご上げの効果を信じ、技を区切って掛けた方がよいようだ。これは親指派と同じ感覚。(FOさんはあご上げで乗った感じがある程度判る)小指派はタイミングが良く判らなかったが、親指派と同じタイミングで良いということか。次回稽古で検証したい。

座技 諸手取差し込み燕返し

それぞれの体感により技の掛け方が変化する。私は前々回の稽古でやった「体の振り」を使った崩しが良い。差し込みは3人とも手首の返しはいらない。掌を上向きにしたままで差して、差し込みが終わったら返すようにする。下への崩しはそれほどいらないので、あご上げは小さく(つながりをつくる程度)とる。

立技 外手肩つまみ体転投げ

全員が「掴まれたところを動かさない」ことを要求するも、皆うまく体を使えない。四股踏みで取り組んでいる「股関節の使い方」を試してみるがうまくいかない。どうしても「しっかりと立つ」ことを優先してしまう。「受けによたれかかる」「避雷針になる」ことを強く心掛けなければ。四股踏みなどもこのようにして踏むのではないか。検証したい。体転については結局、技が通った時は再現性がなく、「掴まれたところを動かさない」ようにする術は見つからなかった。

所 感

今日の稽古では姿勢のとり方について示唆をもらうことが出来た。「しっかりと立つ」「姿勢が崩れないようにする」方向へ行くと一人よがりになり技が通らなくなる。一人稽古などに反映していきたい。あご上げについては技の質(内容)が少し変わってしまうほどの効きの高さを感じる。(多少の質の変化は良しとすべきであろう。)この術理を崩しとして使うか、つなぎとして使うかは技により変化させる必要がある。今後検証していきたい。

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