2026.3.9 不位不執

合気

セントラルアイランド体育館での稽古。TZさん、FOさん、KIさんが参加。今日の課題は「手の張り」と「つま先の踏み込み」とした。「手の張り」については最近、特に探求しており、今回は皮膚感覚について色々と調べているうちにたどり着いた方法を検証してみた。いままでのやり方とは全く違う方法である。結果はまずまずであったが、今日の稽古では検証する技が少なかったので次回に期待したいところである。また、「つま先の踏み込み」については一人稽古の効果を検証する形となったが、一人稽古については積み上げが必要なので引き続き検証していきたい。ひとまずは一定の手応えを感じることが出来たのは良かった。今日は、前回に続き「動くところを動かす」、「軸を離す」について検証するとともに、思いがけず「相手の力の発信源に効かす」について体感することが出来た稽古となった。

座技 両手取合気揚げ後方倒し

稽古前に久しぶりMB氏との手合せを行った。MB氏は力が強く、思わずこちらも力が入ってしまうのだが、今日「手の張り」を意識したところ、いつもよりは力感なく動かすことが出来た。具体的には「手の張り」と「外し手」である。この手応えをもって稽古に入る。TZさん、KIさん共に大きな崩れを起こしてくれた。TZさんからは「せっかく効いているので手を動かして欲しくない」との評をもらう。これは「外し手」のことを指しているのだろう。この技では珍しくTZさんを「吹っ飛ばす」ことが出来たのは嬉しかった。KIさんは「うちらと同じように飛んでいってるね」と感想を言っていたほどである。そのKIさんからは「いつもの3倍くらい効いている」との評をもらい、「何か特別なことをやったの?」と聞かれた。この効きについては「手の張り」と「一人稽古」どちらかの成果なのかは不明である。ひとまず効果は確認できたので引き続きの検証を行いたい。

座技 両手(手首肩)取り合気揚げ後方倒し

FOさんから「前回の寝技でやった「動くところを動かす」と同じでは」との意見が出たので皆で検証する。なるほど効きは良い。寝技と比較して体を床で固定できないので難しい。コツをしては「取られている肩を固定する」である。3段階での崩しだが、手首を動かすのは一番最後、いわば4段目である。四つ拍子と同じ理論だ。この技でも「手の張り」を意識したが効果は未確認であった。

立技 横立手首肩取りすくい投げ

これも「動くところを動かす」を使う。先ほどと違う点は「横立」であるので、まずは受けの方向に肩を出して受けとの接点を強くする必要がある。そのあとは同じ要領で肩を前後させて崩して投げる。受けの掴み方による違いがあり、TZさんのように肘を伸ばして掴むタイプは肩を動かさずに体を傾けて、肘を曲げて掴むタイプは肩を動かして崩すようにしたがこれについては今後の検証が必要。この技の見取稽古中にある閃きがあった。それは受けの方向に肩を出した(体を寄せた)後に、遠い足の方に軸を移すと良いのではというものである。皆に伝えて検証してみたところ、前から後ろに軸足を移し「軸を離す」と掴んでいるこちらの体勢が崩れてしまう。力の発信源を探して追っていく感覚。なかなか面白い理である。他の技にも応用が効きそうだ。

立技 手首脇抱え前方投げ

皆で「軸を離す」による崩しを検証するが、KIさんにはうまく技が通らない。TZさんも手こずっていた。KIさん曰く「体(軸)が曲がって感じる」ので崩れないとのこと。私も同様に「軸をはなす」や「つま先の踏み込み」を強くやってみるも全くダメであった。FOさんが捕りの時に「腕を盗んでみては」とアドバイスし、見ていると「KIさんは上半身で力を出しているのではないか」と閃く。KIさんは良く「肚に力を入れて~」と言っているし、普段の立ち姿からも下半身ではなさそうだ。それならば「両手を下に張って欲しい」との要求も納得である。上半身を意識的に使うことになるからだ。上半身の人には上半身を下半身の人には下半身を使い崩す。これが「相手の力の発信源に効かす」ということなのであろう。確かにFOさんには「軸を離す」が効いたが、これも立技で軸を移すには下半身を使うことになるで当然である。TZさんは、KIさんと同じ「揚げ掴み」ではあるが、軸の移しが効くので力の発信源は「下半身」である。これは面白い。私はどうであるか?振り返るに「両方」である。時間・場所・体調によって変わっているのである。他の人も同様であろう。しかしこれに気が付いたのは天祐である。深堀りしていきたい。

所 感

今日の稽古では「手の張り」「つま先の踏み込み」について、稽古前の手合せや最初の一手で一定の効果を確認できたのは非常に良かった。稽古の方向性を確認することが出来、かつ今後の励みになる。また「動くところを動かす」についてはFOさん専用のきらいもあるが、普遍性のある体理であることは間違いないものと思料する。また「軸を離す」から「力の発信源に効かす」理合いがおぼろげながら見えてきたのは収穫であった。この崩しは「うつし」の一種である。そして「力の発信源のタイプ」について大まかに理解できた。そしてこれが固定的ではないことも。今後検証していきたい。※FOさんと稽古後に検証を行う。FOさんは「私は常に片足立ちになっている」というので、「私は両足をしっかりと踏ん張るので受けが片足になったらバランスが崩れてしまう。」と伝えて、実際にやってもらうと見事に崩れた。(FOさんはどうやれば崩れるかは忘れてしまった。次回稽古で聞きたい)これも面白い術理である。

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