2026.3.2 前腕の絞り

合気

セントラルアイランド体育館での稽古。TZさん、FOさん、KIさんが参加。今日の課題は「体軸」とした。これはYMさんが参加した稽古から考え取り組んでいる課題である。参考にしたイス軸法では「体軸」と「体幹軸」とを明確に分けているそうで、これを現在の自分の感覚に落とし込んで検証してみた。結果はまずまずである。引き続き検証していきたい。今日は「腕の絞り」という体理を皆で検証した。以前も同様のことをやった記憶があるが、こういったものは巡り回っていくものであるのだろう。結果は非常に面白いものであった。

座技 両手取合気揚げ後方倒し

「体軸」を試す。受けがどう感じたかは判らないが、個人的な感覚ではまずまずであった。技の崩しについては三者三様であり、TZさんは「留め掴み」なので「肘の内寄せ」、FOさんは「押し掴み」で「親指での引き込み」、KIさんは「引き掴み」で「小指を回す」であった。どうアジャストするかは今後の検証が必要。また、FOさんは「攻め」が欲しいとのこと。FOさんは押しているからなのだろうが、私は同じ「押し掴み」だが、特に攻めは必要なく留めてくれるだけで良い。この違いはどこから来るのか。稽古後の振り返りで、前回YMさんが言っていた「相手の力の発信源に働き掛ける」が関係しているのではと考える。次回検証したい。

座技 両手取拍手左右投げ

YMさんが説明した拍手崩しの要領で技を掛ける。1段目の崩し方でそれぞれのタイプによる違いを確認できた。ただし留意点は同じ。それは「力の発揮点を固定する」である。押し掴みは親指、引き掴みは小指、留め掴みは中指といった具合である。また2段目については、YMさんの稽古で感じた「肩の突きだし」ではなく「手首の背屈」で良いとの意見であった。ここは精査が必要である。やはりYMさんがいる稽古とは若干、形が変わってくる。

座技 両手取交差崩し後方倒し

これも三者三様の崩し。FOさんは「手首の背屈」、KIさんは「小指を回す」、TZさんは「肘の寄せ」であった。特にTZさんは捕り方を変えてくるので難しい。私の時も初手は「単なる肘の寄せ」でOKだったが、2手目は「背中を使った肘寄せ」であった。TZさんが受けの際の姿勢や崩れ・要求を思い出し、先述した「相手の力の発信源に働き掛ける」との整合点を感じることが出来た。初手は単に腕だけで力を出し、2手目は背中(腰の上部)から力を出していたため、取の方も同様の動かし方で崩れるという理屈である。TZさんとFOさんが列外で「容易に肘を寄せる方法」を見つけた。それが「前腕の絞り」である。

立技 突き落とし

「前腕の絞り」を皆で検証する。これは空手や木銃の突き動作と同じ理である。コツはただ単に肘を伸ばすこと。肩を上げたり、拳を水平に動かす意識を持つことなく、ただ肘を伸ばすのみ。やってみると意外と難しく、肩が上がってしまう。先生の若いころの座姿勢はこれを盗んでいるのではないか。腕立て伏せも同様の理合いで出来るのかもしれない。

立技 手首揚げ落とし

私のリクエストで稽古してもらう。先の技と同様に前腕の絞りからの肘伸ばしで崩せるのではと考えていたが違った。どうしても「落とそう」としてしまいそうになるが、先生の仰っていたとおり「手首がここからここに行く」で受けは崩せる。落とすのはその後で十分である。KIさんが受けの際に「接点の圧が変わらないようにして欲しい」との要求があり、それまで掌に対して垂直に圧を掛けていたものを水平にしてみたところ、非常に良い感覚で手首を曲げることが出来た。稽古後に振り返りで、この接点の形から肘を伸ばしたら良かったのではと閃く。次回検証したい。

立技 腿手刀当て倒し

前述の技を検証中に前腕の絞りを「腿手刀当て倒し」で使えないかとTZさんとKIさんが試していた。TZさんの技を受けてみたところ、前腕の絞りは有効であると感じた。KIさんは「腿をこする様に」と要求していたようだが、私的には「肘を伸ばす」だけで良い。手刀を押し付けられる感覚である。こする様にされると「抜ける」感じがするのだ。これもタイプによるものなのか。

所 感

今日の稽古では「前腕の絞り」という体理を検証した。以前にも同様の理を用いていたのだが、いつの間にか使わなくなった。こういうものは技や身体の段階に合せて順繰りと巡っているのだろう。まるで螺旋階段のように。しかし面白い体理である。身体の理解もあるので追及していきたい。この体理のおかげで「手首揚げ落とし」の崩しの一端を感じることが出来たのは嬉しい。YMさんの体操もこの腕の形でやると指先の固定がしやすいように感じるが、何らかの理が働いているのか。また「体軸」についてある程度の手応えを感じることが出来た稽古となった。

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