2026.5.18 うつしみ

合気

イーストワード体育館での稽古。代稽古を執る。FOさんとKIさんが参加。最近恒例の月曜日メンバーである。本部合宿に向けての肩慣らしにしようとも考えたが、せっかくなので、いつも通りの検証三昧の稽古とした。課題の選定は稽古の流れに任せてみたところ「うつしみその1」となった。3つある「うつしみ」の中でも最近取り組んでいない「うつしみその1」となったのが面白い。技数は少なく座技は「両手取合気揚げ」のみ、立技は杖技のみとした。

座技 両手取合気揚げ

まずは受けからの攻めを繋いで止める。そこから受けが力を出しているところに力を返すのだ。FOさんは足、KIさんは肚である(これは今のところ、自己申告してもらわないと判らない。ここは今後の課題である。)力の返し方は「受けと同じ力の出し方をする」である。これが単純なようで難しい。FOさんは足とのことであるが、単純に足に力を入れてもダメで、力を出すために足で床を押し込んでいるので、こちらも同じことをしなければならない。KIさんの場合は「肚」なのでこちらも「肚」に力を入れようとするが、私が「足派」なので無意識に足に力が入ってしまう。これは経験値を上げていかなければならない。だが非常に面白い理である。

杖 両手取後方倒し

手を取る技だと複雑になるので判りやすく杖技とした。この技でも「うつしみその1」の効果が確認できた。FOさんは前足を踏み込み、次に後足を踏み込む要領。KIさんには、初手では足に力を入れてもらって検証、FOさんと同様の崩しで崩れることが確認できた。二手目は通常の掴みにしてもらい、「肚に力を入れて」崩したが、後方倒しの際にうまく倒れない。手の位置をそのままに体を前に移動すると倒れてくれた。どうやら足を踏ん張って押し込んでしまうのが原因のようである。私はどこから力を出しているのか皆で検証したところ「足と腰(背中)」であった。実際にそのように使われると見事に崩れる。そして非常に気持ちが良い。

杖 腹当て後方倒し

さらなる検証のため、手を使わない技を選択してみた。この技では面白い現象を見ることが出来た。FOさんが受け時に、つま先を上げて受けていたので、同様に私もつま先を上げ、そこから後方に倒そうとしたが倒れない。そこでつま先を上げて後ろに倒れるようにしたところ、今度は倒れてくれた。同調によって倒れたのだ。この理が正しいことを証明してくれた。

杖 受け両手持ち 攻手手刀当て後方倒し

この技では「肚派」の崩し方を見つけることが出来た。足派はどちらかと言えばゴリゴリに押し当てていくものの、接点は動かさないようにして崩すが、肚派は当てないようにして接点(とはいっても触れるか触れないかくらいの接点ではあるが)は積極的に動かして崩すのである。

杖 受け両手持ち 攻め手両手掴み放し後方倒し

FOさんからのリクエスト。足派、肚派共に、先ほどと同様の理合いで崩すことが出来た。

所 感

今日の稽古では「うつしみその1」の検証を重点的に実施することが出来た有意義な稽古となった。受けとの同調による崩し。「うつしみその2、その3」と比べ、力の出し所を万人に合わせることは非常に難しいが、理合いが正しいことは身体が理解している。なにしろ力が返ってきて崩されるのが非常に気持ちいいのだ。体の奥の塊をほぐされるような感覚である。あとは受けの出力源をどうやって見極めるか。これが課題だ。

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