イーストワード体育館での稽古。TZさん、FOさん、KIさんが参加。お盆休みをはさみ10日ほど間隔を開けての稽古となった。今日の課題は「皮膚の縒り」と「指の伸び」とした。前回の稽古から継続した課題である。今日は検証する技が少なかったが、そんな中でも気づいた点があったのは収穫だった。立技では「股関節の捉え」についての示唆をもらうことが出来た。
立技 柄取り合気下げ
外手・内手ともに行うが、TZさん、KIさん共に柄を下げると当たってしまう。合気下げというよりも「落とす」感覚の方がしっくりと来る。また「刀を差した位置の円運動」を感じて反応(落ちる)するので、受けの感度を上げるため「刀を腰にしっかりと当てる」ことが重要であることが判った。
立技 後鞘取り合気下げ
先の技よりも「落とす」感覚が強くなる。この軌跡が「円」なのか。やはり「掴まれた位置を回す・鞘の先端を回す」というよりも「刀と腰の接点を回す」感覚である。一人稽古に応用できそうだ。
立技 横柄鞘取り合気下げ
FOさんが参加。FOさんには「うつしみその1」がよく効いた。自分の受け体感も「取りも受けと同じく刀を腰に押し付けると同調する」だ。「うつしみ」である。
座技 両手取片手外回し左右投げ
「皮膚の縒り」と「指の伸び」を意識する。「指の伸び」についてはFOさんから「やっぱりこちらの力に反応するんだよなぁ」との感想を言われた。「指の伸び」がFOさんの強い掴みに反応して体を硬くしたと受け取られたようだ。(実際、体が硬くなったのかもしれないが)「指の伸び」は体理であり、「二度打ち」のような技が術理が必要なのかもしれない。今後検証していこう。「皮膚の縒り」については、拍手崩しで掛けようとしたがFOさんには通らず、指を伸ばした状態から「指をすぼめる」と「今ので入った」との評。自分の手首を掴み検証してみると指をすぼめると握りこんでしまう。以前に何かで読んだ「手首を食わせる」感覚とはこのことか。これは今後検証する価値がありそうだ。
座技 両手袖取片手内回し腕乗せ落とし
掴みタイプによる掛け方の違いが鮮明になった技である。TZさん、KIさんは引き落としているため、肩の吊り感を増幅させるようにこちらも手を引き落とす。FOさん(私も含む)は押し上げているので、胸を上げて吊り感を増幅させる。これも同調である。また手を腕に乗せるための内回しが、肘が上がってしまうのには注意が必要。ここは一人稽古で対応できるはず。頑張りたい。
短棒 攻手掌乗せ棒立て落とし
「うつしみその1」での崩しを検証する。FOさんには足の踏み込みを意識しよく効いたので、「KIさんは足はいらず、肚だけでいいかな」と思い掛けてみるが、KIさんからは「足はFOさんと一緒でいい」とのこと。TZさんは「もっと(腰を引いて)離れて掛けて欲しい」との要求であった。三者三様だが、軸の立て方の問題であると直感した。稽古後の振り返りで、これは「股関節の捉え」についての示唆であると気が付く。列外でFOさんと検証した「突き落とし」も同様である。股関節の捉えが甘いことが、技通らない一因なのだが、これは術理ではなく体理だと思料する。姿勢の要訣である。
所 感
今日の稽古では皮膚を縒るため「指の伸ばしてからすぼめる」という術理を見つけた。そしてこれが意味することは「指の伸び」は体理であるということである。また股関節の捉えについての意識が薄くなっていたことを思い出させてくれた。「先生立ち」、この前傾姿勢は「倒れる角度をあらかじめ作っておく」という術理と「股関節の捉えを強くする」体理を含めた姿勢あるのだ。(靭帯を発動させる姿勢でもあるものと推察する)再度、深掘りしていきたい。
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