2026.7.20 指の張り

合気

イーストワード体育館での稽古。代稽古を執る。今日は月曜日であったが祝日のため、FOさん、KIさん以外にKDさんとKIさんが参加してくれた。今日の課題は「体幹と四肢を連動させない」である。前回の稽古で発見した術理で定着させようと選んだ。やはりこの理は正しく行えば非常に強い力を発揮することが出来る。また、KIさんに術理を説明するためにボールを使ったのだが、これが「指の張り方」について発見するきっかけになった。

座技 両手取合気揚げ後方倒し

「体幹と四肢を連動させない」を意識する。これは稽古前に甲野氏の著書にあった「観影法」に通ずるものがあると感じて検証しようとしたが、KIさんとKDさんという掛かり易い二人ということもあって雑な掛け方になり検証できず。反省。FOさんが途中参加し手を取られるも、四肢の動きは入れない方が効く。理としては「体幹と四肢を~」ではあるのだが… 型の動きに囚われないこと。これ肝要である。

座技 両手取拍手後方倒し

拍手崩しは根本原理なので、毎回稽古しようと選んだ技である。また、「体幹と四肢を~」を検証するには適した技とも思料する。今日の稽古で判ったことは拍手崩しの2段目までは体幹の動きはいらないということであった。FOさんが受けの際に、一段目が終わって「中心で攻める」を使ったが通らず。検証してみると2段目が終わってから中心で攻めると跳ね上がるほど反応をして揚がってくれた。KIさん曰く「ハマれば皆、同じ反応になるね」と感想を言っていたのが印象的。続くKIさん、KDさんも同様の反応を見せてくれた。KTさんが途中参加。前回同様に「中心で攻める」で反応を起こしてくれた。

座技 外手取玉回し内投げ(ボール使用)

KTさんに術理を説明するためにボールを使う。最初の受けであるFOさんが「全くこない」とのこと。横で見ていたKIさんが「ボールが邪魔しているのでは」というので、ボールを離し掛けてみると「さっきよりもくる」という評。そこでボールの掴み方を、掌から指先で掴むように変えてみると、何とか通すことが出来た。続くKIさんは「そんなに強くなくてよい」ということなので「指で摘まむように」してみたら見事に通った。KDさん、KTさんも同様である。これを見ていていたFOさんが「そんなに違う?」と手を取りにきて、「なるほど、効くね」と感心していた。このボールの握り方、先生に似ている。KIさんがKTさんの受けで止まっていたので、先ほどの体感である「ボールを指先で摘まむ」ように促してみる。そうすると「あゝKTさんが掴みに来たのが判る」といって見事に崩した。(当然であるが「中心で攻める」で崩す) KIさんがKDさんに「ボールが凹むのを利用すればいい」とアドバイスしていたのでその感覚を聞いたところ、「KTさんが掴んでくるのが判り、KTさんの掴みでボールが凹んだような感覚だった」とのことである。面白い感覚だ。そのような感じですぼめれば良いのか。(恣意的になりそうである。)

立技 外手取玉回し合気下げ(ボール使用)

ボールを使って立技で合気下げを試す。何とか崩すことが出来たが、崩し方は人それぞれではある。FOさんは掌屈で差した後に手前に引き寄せてからの木の葉落とし、KIさんは背屈からの落としと言った具合である。KDさんとKTさんは軽いのでやや雑になってしまったが、KTさんは「これはさっきの技と一緒?すごく効くね」との感想であった。

立技 攻手 手刀胸当て玉まわし落とし(ボール使用)

時間が少し余ったので攻手技をやってみる。なかなかうまくいかない。皆で検証し「予め上腕を内旋させておき、その後、ほどくように外旋させる」という体使いが良いのでは」となった。この外旋時に「落とそう」とすると肩を引く形になり、角度が変わるため反射が起こらない。(FOさんの技を受けそう感じた)これを防ぐため「腕を前に出す意識」でほどく(外旋)させるようにする。これも面白い体理だ。「中心で攻める」を忘れていたがこれも関連しているのかも。

所 感

今日の稽古ではKTさんに術理の説明としてボールを使ったが、これが「指の張り方」について示唆をもらうことになった。天祐である。稽古後の振り返りで、この「指の張り」を再現すると肩の抜け感が非常に良い。「含胸抜背」「沈肩墜肘」の要訣と同様の感覚。KIさんが言っていた「ボールを凹ませる」を体現するための「手のすぼませ」は、この張り方でやれば良さそうだ。検証の価値ありである。また、以前発見した「肘の外張り」がこの「指の張り」と関連しているような感触がある。これも検証したい。

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